種子から商品化まで、プレミアム葉巻がどのように作られるかについてステップごとに説明していく。
たばこの種子は驚くほど小さい。 少量の種子から大量のたばこが生産できる。
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現在は、温室で約4〜5週間かけて育てられる。もちろん、昔は畑に直接植えていた。
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苗は通常手作業または、耕作機械で整列して畑に植える。
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現たばこの栽培時期は地域によって異なるが、主に、11月から3月。 3〜4か月後で収穫できる。
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たばこの収穫には労力と時間がかかる畝(うね)と畝狭いため、大きな機械が使用できない。その代わりに、収穫期は地元労働者が臨時雇用される。
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たばこの葉は下から上に収穫される。最後に収穫されるのは、植物の上部にあるコロナと呼ばれる葉である。
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5本以上の茎を束ねて固定し、風通しの良い小屋に吊り下げてたばこ葉を乾燥させる。期間は天候により異なるが、通常2〜3週間程度で黄褐色に変色してくる。
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束ねられた葉をパイルの上に置き、たばこ葉自体の重量で温度を上げさせ、下から上、または内側から外側に場所を入れ替えてまんべんなく発酵をうながす。 葉巻たばこの発酵プロセスは非常にシンプルだが、良質の葉巻を作るためには最も重要な過程である。
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たばこの葉は工程ごとに、手作業で選別され、品質をチェックされる。
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葉巻の製造はほとんど手作業で行われるが、除骨(中骨の除去)工程だけは機械を使用している。
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熟練の職人たち(Torcedors トレサドール)は簡単な道具を使って、ロングフィラーの葉巻を作り出す。
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ナイフは、葉巻を巻く工程で最も使われる道具である。葉を切るために使われるだけでなく、葉巻を形成するためにもよく使われる。
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テーブルは堅い木で作られている。
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シガー用のりは、通常はツタやユッカのような植物から作られている。 そのため、健康への影響が少なく、無臭、無味で、葉巻の味にも影響を与えない。
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シガーを巻く際に使用する、特別なカッター
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様々なたばこ葉を組み合わせて、ブレンドを作りだす。手でフィラーを束にするのが、葉巻を作る最初のステップである。適切な味と完璧な吸いごたえを実現するには、職人の経験が頼りになる。
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バインダーリーフは、まとめたフィラーを包むために使われている。葉が均一に巻かれるように細心の注意を払わないといけない。均一に巻かれないと吸いごたえが悪くなってしまう。
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Bunch(バンチ)と呼ばれるフィラーとバインダーは、型に入れられ、正確なリングサイズと形に成形される。
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Bunchにラッパーを巻くことは、見栄えの良い葉巻を作るために最もスキルが必要なステップである。 特に、ぴったりフィットするキャップで葉巻のヘッドを閉じるのは、すべての葉巻職人の誇りの技である。
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たばこ葉それぞれの風味をブレンドさせるため、完成した葉巻は熟成室に保管・除湿する。また、葉巻が梱包される前にラッパーの色での選別が行われる。
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シガーバンドを葉巻に付けて、ブランド固有のボックスまたはバンドルに梱包する。
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