葉巻の香りには2種類ある。一つは冷たい香り、つまり火のついていない葉巻の香りである。私の経験では、ラッパーの香りとフットからくる香りは、燃える葉巻の実際の味わいには影響を与えない。悪臭がする葉巻でもおいしい葉巻になる可能性もある。
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さらに興味深いのは、私が ”ウェットティスト” と呼んでいるもので、火をつける前に葉巻の切りたての吸い口を舌で触れる感覚を意味している。この感覚は葉巻の品質を検証するための重要なヒントである。
良い”ウェットティスト”:舌にピリッと塩辛い味がする。アンモニア臭はごくわずかであること。これは葉巻がよく発酵されたたばこ葉で作られた証拠であり、おいしい葉巻である期待がもてる。
悪い”ウェットティスト”:硬くてチョークのような舌触り。非常に強いアンモニア臭。品質の良くないたばこか発酵不足のたばこ葉で作られた葉巻の可能性が高く、着火後の味わいはおいしくない可能性が高い。
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